FreeNASでAPCのManagementCard(AP9617)を使う
UPS使うからには当然コントロールはネットワーク経由。シリアルとかUSBとかダサいのは使わない。
使用しているのはAPC製ManagementCard AP9617 ヤフオクで2,000円ぐらいで買えるので買わない手は無い。
ファームウェアも最新の物にしておきましょう。その手順は省きますが、APCのUPSに付属のシリアルケーブルと、teraterm等を使うPCを接続させる必要があるので
USB-シリアル変換ケーブルが必要になります(みんな当然持ってるよね!)あるいはもともとシリアルポートがついているPCを準備(最近はまずありませんが)
その手順はAPCのサイトに行けばあるので割愛します。(Verは3.7.3)
※当たり前ですがAPC製かつManagementCardスロットがついているUPSを使うことが前提です。
※FreeNASにはnutというUPSコントロールツールがデフォルトでインストールされてますが、ネットワーク経由での制御に対応していないので別途apcupsdを入れます
そしてFreeNASを本気で使っているユーザーはシステム領域をUSBメモリに入れてUSBメモリブートさせていると思うのだけど、
この情報が殆ど無いのでメモ。
apcupsdを入手する(FreeBSDのPort)
2012/4現在で私が使ったのは v 1.4 2010/03/27 00:14:52 のもの。ファイル名はapcupsd.tbz
入手先は失念・・・大変申し訳ない。たしか普通にFreeBSDのportのリポジトリから落としてきたような。
[UPS側設定]
※基本設定は割愛します
- UPSのタブ→PowerChuteを選択→Configurationを選択→Authentication Phrase:に15文字〜32文字のパスフレーズを設定する
- UPSのタブ→PowerChuteを選択→Clientをせt鳴く→FreeNASの管理用IPアドレスを登録する
[FreeNAS側設定]
FreeNASバージョン:8.2.0(BETA3) ←Stableなバージョンでも問題ありませんでした
FreeNASにログイン(ssh or コンソール)
/conf/base以下が起動時にUSBメモリの/etcとかに書き込まれる実体なのでそこにコピーしないといけない。/etc/以下に直接置いても再起動すると消えてしまう。
ちなみにLinuxと違うのでようわからんのだけど、pkg_addでインストールしたものは/usr/local/etc(リンクなので実際は/etc/local/)に置かれるんだけど何が違うのかな。
所謂ユーザーアプリは/usr/以下ってのが昔からのお約束(Linuxは違うけど)だと思うけどいまいちわかりづらい・・・
- mount -uw / して書き込み可能にする
- apcupsdのportファイルを適当な場所にコピー(ファイル名はapcupsd.tbz)
- pkg_add apcupsdする(mount -uwしてないと失敗する)
- /usr/local/etc/apcupsd/以下にコピーされたファイルを/conf/base/etc/apcupsdディレクトリを作成してそこにコピー、設定の修正はそのファイルに対して実施する。apcupsd.conf.sampleをapcupsd.confにリネームして中を書き換えます。
- ネットワーク特有の設定項目はとしては"UPSCABLE ether" "UPSTYPE pcnet" "DEVICE 192.168.10.5:apc:hogehogehogehogehogehogeho" (最後のhogehoge....はUPS設定で設定した"Authentication Phrase:"です。15文字以上なので注意)
- /conf/base/etc/rc.d/apcupsd/apcupsdファイルが555になってるかを確認。なってないならchmod 555で。
- /conf/base/etc/rc.confの最終行に apcupsd="YES" を追記保存。
- mount -ur / でRead-Onlyに戻す
- 再起動
- /etc/apcupsd/以下や/etc/rc.d/apcupsd等がコピーされてるかを確認する
※うまくいかんかったら/conf/base/etc/を/conf/base/etc/localに置き換えてやってみてください。2つのうちいずれかです。
テストはFreeNASが入った筐体の電源をUPSに接続を挿して、apcupsd.confの中のTIMEOUTの値を90にしてください。そしたら抜けばすぐシャットダウンが走るはず?
vmdkシンプロの挙動
メモ代わりです。今までシンプロで作ったことがなかったので…
P2V前のvmfs
Filesystem Size Used Available Use% Mounted on
vmfs3 931.3G 401.6G 529.7G 43% /vmfs/volumes/4e0e04f6-2b025aa4-f716-9c8e9901a92a
P2V後のvmfs(Cドライブは20GBで作成、実使用量5.17GB)
Filesystem Size Used Available Use% Mounted on
vmfs3 931.3G 405.0G 526.3G 43% /vmfs/volumes/4e0e04f6-2b025aa4-f716-9c8e9901a92a
100GBのシンプロを後から付ける前(↑より若干使用量が増えている)
Filesystem Size Used Available Use% Mounted on
vmfs3 931.3G 406.0G 525.3G 44% /vmfs/volumes/4e0e04f6-2b025aa4-f716-9c8e9901a92a
100GBのシンプロを取り付けてOS上からクイックフォーマットした後(若干増えてる)
Filesystem Size Used Available Use% Mounted on
vmfs3 931.3G 406.0G 525.2G 44% /vmfs/volumes/4e0e04f6-2b025aa4-f716-9c8e9901a92a
100GBのフルプロを取り付けてOS上からクイックフォーマットした後(100GB増えてる)
Filesystem Size Used Available Use% Mounted on
vmfs3 931.3G 506.0G 425.2G 54% /vmfs/volumes/4e0e04f6-2b025aa4-f716-9c8e9901a92a
シンプロ領域にファイルをコピーした後(24.5GB) 徐々に増えて最終的にコピーした分だけ全体で増える
vmdkファイル自体は最初から100GBのままで変化無し/vmfs/volumes/4e0e04f6-2b025aa4-f716-9c8e9901a92a/test # df -h
Filesystem Size Used Available Use% Mounted on
vmfs3 931.3G 530.4G 400.8G 57% /vmfs/volumes/4e0e04f6-2b025aa4-f716-9c8e9901a92a
FreeNAS on EX490
めも
2TB-HDD x 4 (OS on USB-memory)
3GBのファイルをコピー後の値
ZFS RAID-Z
nas05# zpool list
NAME SIZE USED AVAIL CAP HEALTH ALTROOT
mypool 7.25T 3.92G 7.25T 0% ONLINE /mnt
nas05# zfs list
NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT
mypool 2.93G 5.34T 2.93G /mnt/mypool
nas05# df -h
Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
/dev/ufs/FreeNASs1a 927M 422M 431M 49% /
devfs 1.0K 1.0K 0B 100% /dev
/dev/md0 4.4M 2.4M 1.7M 59% /etc
/dev/md1 686K 12K 620K 2% /mnt
/dev/md2 75M 12M 56M 18% /var
/dev/ufs/FreeNASs4 20M 407K 18M 2% /data
mypool 5.3T 2.9G 5.3T 0% /mnt/mypool
EX490にFreeNAS8.0を導入すると、なぜか1台目のHDDが挿入されてる状態では起動できない(OSはUSBメモリー上)
起動時は全てのHDDを抜いて、起動し終わったら挿入し、別途インポートの必要がある。
起動後sshにて接続して
zpool import -o /mnt/mypool mypool
/etc/rc.d/ix-samba restart
/etc/rc.d/ix-nfsd restart
通常zpool にてcreateなりimportを行うと、デフォルトで/直下にディレクトリを作成してストレージプールをマウントしようとするのだが、FreeNASの場合/直下はReadOnlyなので、/mnt以下を指定する必要あり
もっといい方法はないだろうか
vSphere ESXi 4.1 update1 に HighPoint RocketRAID 2720 をデータストア用コントローラーとして導入する
※ドラフト版
Keyword HighPoint RocketRAID 2710 2720 2721 2722
[注意]
この手順、各種ドライバー状況は2011年7月2日現在のものです。サポート状況、バージョンアップ状況の変化がある可能性がありますので、事前にオフィシャルサイト等で確認することをお勧めします。
ノークレームだ。わかってるよな?
[まえがき]
SATA直結だと3Gしか速度が出ず、更に冗長性も考慮してミラーを組もうとした場合、最も安価に構成できる構成が以下のものであった。
仮想環境を構築する際におそらく最初に頭打ちになるのはDiskI/Oであるので、可能な限り高速化したい。
検討したものとしては以下の通り。
・SAS-HDD
・SSD
・Fusion-io(SSDであるが別物として扱う)
結論から言うと、SASは発熱が多い為自宅向きではない。SSDは使用時間とともに低速になってしまう問題が回避できず(ESXiドライバではTRIM対応されていない)断念。Fusion-ioは素晴らしいがボーナスが飛びます飛びます。
よって、可能な限り高速なSATAを使うことに。
[導入結果]
・うまくいった。多少遠回りになるが、ESXi4.1にてRocketRAID2720で動作させることにできた。
[環境]
サーバー:HP ML110 G6 (CPUをCore-i7 870に変更、メモリをnonECC 16GB搭載)
RAIDカード:HighPoint RocketRAID 2720 (SATA600対応)
HDD:Seagate ST31000524AS [1TB SATA600 7200] x2 (これでRAID1を構成)
ESXiのインストール先は適当なUSBメモリ(2GB)
OS:vSphere ESXi 4.1 update1
※導入用に別途2GB程度のUSBメモリが必要
※CPUは当初LynnfieldのXeon x3470(2.93Ghz)を検討したが、ECCメモリが使える程度の差しか無いので、価格、入手性を考慮してCore-i7 870を選択した。
VMware Hardware Compatibility List
[前提]
・ML110G6はもとからESXi4.1update1のHardwareCompatibilityList(HCL)に含まれていないので自己責任。
・HighPointのRocketRAID 2720はHCLにリストされており、別途VMware社のサイトからドライバーをダウンロードできるかのように記述されているがそんなことは無かった。当然インストールメディアにも含まれていない。騙されていた。
[準備]
・カスタムドライバーが含まれるoem.tgzを入手する
(自分でmakeすることもできますがかなり面倒なので、誰かが作ってくれているものがあるならそれを使いましょう)
・作業PCにvSphere CLIをインストールする
・各種作業ツールをダウンロードする
[作業概要]
1.ESXi4.0update1のインストール用USBメモリを作成する
2.ESXi4.0update1をML110G6のUSBメモリにインストールする
3.CLIからESXi4.0update1をESXi4.1update1にアップデートする
4.ESXi4.1update1を起動する
5.sample.map、pci.idsのファイルを作業PCにコピーする、同様に素のoem.tgzもコピーする。
6.sample.map、pci.idsの内容を修正する
7.素のoem.tgzを展開し、カスタムドライバーが含まれるoem.tgzの中からカスタムドライバーを抽出して素のoem.tgzに置いてoem.tgzに再パックする
8.再パックしたoem.tgzを起動中のESXi4.1update1の/vmfs/volume/Hypervisor2ディレクトリ以下に置く
9.再起動したら認識してる。
この手の作業をしたことがある方なら回りくどいやり方をなぜ?と思うかもしれないが、試行錯誤した結果これ以外じゃできなかったのです。
作業詳細については以下に記します。
[作業詳細]
製作中
超絶
放置してたので復活させるか。もう記法とか覚えてないにゅ
ここしばらくは
シンクライアントがらみのメモ置き場になります。
kugutsuさんの赤裸々な日常が知りたい方はtwitterの方で。 → http://twitter.com/kugutsu/
・デスクトップのシンクライアント化、その本質と価値とは(zdnet)
http://it.impressbm.co.jp/e/2010/01/29/1768
ワコールがシンクライアント導入
全国の百貨店などに展開する約800の直営店に導入した。情報漏洩対策の一環。システムは日立製作所の「セキュアクライアントソリューション統合型」を採用。ブレードPC「FLORA bd500」やシンクライアント端末「FLORA Se210」などで構成し、日立製作所と日立システムアンドサービスが共同で構築した。今後は全国に約1500店あるすべての直営店への導入を進める考え。 (2009/12/17)
2010年6月までに、全営業社員のPC約4200台を順次シンクライアントに切り替える。システム運用の効率化や管理コストの削減が目的。導入したシステムは既存のPCをそのまま利用する仕組みで、移行コストを抑える。同社はセールスフォース・ドットコムのPaaS「Force.com」上での業務システム構築を進めており、シンクライアント導入でクラウド化への流れを加速させる。 (2009/12/24)
どのタイプのデスクトップ仮想化を選びますか?--それぞれのメリット、デメリット
※これらが混在するハイブリッド型というのもある。というか全社的に導入となると単一の方式で揃えるのは難しい。また、仮想デスクトップのところでいまさらオーバーヘッド云々とあるが、サイジング時の問題であって仮想デスクトップ方式としての問題ではない気がするのだがどうだろう。そんなことより仮想デスクトップ方式はマイクロソフトのVECDライセンス問題があるので若干伸び悩む気はする。